肉か魚か、はたまた牛か鶏か鹿か馬など、メインの動物性たんぱく質を選ぶだけでも、ドッグフードジプシーになってませんか?

1.たんぱく源の肉系と魚系どっちのドッグフードがいいの?
これは、飼い主さんがよく悩むポイントですね。

でも、毎日同じ物では、ワンちゃんが飽きちゃうこともありますから、アレルギーがなければ色々な食材を摂ることが大切です。

2.肉の中で犬に一番良いのは、鹿肉、羊肉、鶏肉、馬肉、牛肉のどれ?
これも、栄養学的には、「どれでもいい」が正解です。

栄養バランスというのは、アミノ酸バランスであったり、脂質バランスであったりです。
これらが、肉質によって違うために、ワンコに必要な栄養素を、不足させずに摂っているかです。

これって、自分で守ろうとすると、案外難しいです。
だから、最近は、手作り食で低脂肪・低塩分にこだわりすぎて、病気になる子が増えているそうです。
その子の体質や生活習慣によって最適なバランスも違います。

3.うちの犬に生肉を食べさせても問題なし?
犬って、肉食から雑食に進化した動物なので、消化器官はとても強くて、生肉を食べても消化してくれるので大丈夫です。
よっぽど腐っていない生肉でない限り、食中毒にもなりません。

茹でても、犬には匂いでわかるようで、大喜びですよ。
犬は、もちろん、肉から動物性たんぱく質を摂っています。
それだけでなく、「消化酵素」という消化・吸収を手助けする役目の栄養素も一緒に摂っているんです。
酵素は熱に弱くて、約50℃くらいで消滅してしまいます。

酵素には、その他に、免疫力を高める効果があり、病気にかかりにくくなると言われています。
4.うちの犬は牛肉しか食べないけど、赤身と霜降りではどちら犬にはいいの?
犬が好むのは脂溶性の香りなので、おそらくどのワンちゃんも、霜降りの方が、おいしく感じるのではないでしょうか。
でも、脂肪が多い方が好きというわけではなく、15%と45%との含有率ではほとんど差はありません。

そのワンコの運動量によって、脂肪が少なく噛み応えがある赤身が適している子もいるし、脂肪が多くて口に入れた瞬間とろけてしまうほどの霜降りでも健康でいられる子もいます。
5.アレルギー対策で鶏肉ばかりにしてますが栄養素的には大丈夫?
鶏肉メインのドッグフードが多いのは、鶏肉はアレルギーになりにくいと言う研究結果があるからです。
現在、ドッグフードの成分で一番最初に 「鶏肉」と書いてあるものの場合、肉としては生肉の場合もありますし、乾燥肉の場合もあります。

プレミアムフードでは、わざわざ「生肉使用」などと謳っている事が多いですね。
もし、フードの成分で一番最初に 「チキンミール」と書いてあるものならば、ブロイラーの頭・脚・内臓を意味します。
「家禽類」と書いてあるものならば、種類はわからないけど鳥だと言う事です。
日本で販売される全てのペットフードに適応されている「ペットフード安全法」では、「鶏肉」も「チキンミール」も同じ肉類ですが。
なお、手作りフードならば、使用する鶏肉は脂肪分が少ないですね。

6.シニア犬には茹でた肉を汁ごとかけてあげるのがいい
シニア犬は腎臓を始めとする内臓が弱ってる可能性があります。
しかし、一般のシニア用フードでは、肉類を少なめにしているために、そこまでは弱っていないシニア犬にとっては、たんぱく質が不足してしまいます。

その他、鳥肉や牛肉を茹でて小さくちぎったものなど、タンパク質が豊富で低カロリーなものでも喜びます。
しかし、与えすぎは、シニア犬には当然よくありません。

もし、ウェットフードを使っているなら、ドライフードよりも歯石がつきやすいと言われているので、シニア犬に優しく毎日の歯磨きもお忘れなく。
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