ワンちゃんの飼い主さん仲間同士でも、「犬にダメな食べ物」って、少し大げさに言われている物も多いです。
1.本当に気をつけなければいけないのはネギ類・カカオ類・ブドウ類です
これは、死亡例も報告されていますから。
カカオ類には、ココア等も含みます。
ブドウ類は、犬に急性腎不全などの腎臓障害を引き起こすことがあります。
レーズンも中毒症状を起こす食べ物として、良く知られています。
小型犬では、小粒のブドウで30粒程度で食欲不振や下痢を起こすことも。
ただ、個体差が大きく、少量で死に至る犬もいるし、いくら食べても平気な子もいます。
似ている食べ物にイチジクがありますが、これは属も科も違うので心配しなくて大丈夫。
2.犬に人間用の牛乳はダメ?
これも、個体差があります。
犬も生まれた時はラクターゼ(乳糖分解酵素)をたくさん持ってますが、成長と共に減少してきます。
この分解酵素を持つことで、乳糖を分解吸収できていたんです。
自然界では、母乳は子を育てるため、かけがえのないものです。
だから、他の動物に奪われないように、他の種の動物が呑んで分解できないようになっています。
これを、乳糖不耐といいます。
人間は、他の動物のものである牛乳でも飲めるように進化しました。
犬でもパピーは、みんな乳糖分解酵素を持っているので、喜んで牛乳を飲むのも自然だとわかると思います。
街のペットショップで、“犬用ミルク”というのが売っているのを見かけた飼い主さんもいると思います。
犬の栄養としてオススメされているものではありません。
3.消化しにくいものの代表は甲殻類とナッツ類
甲殻類は、加熱して小さくすれば問題ありません。
ナッツ類は、栄養素的なものはなく、例えばドッグフードによく入っている落花生の殻は、犬のウンチを固めるためだけの物です。
4.犬が口にしてはいけない植物
お部屋に花を飾るのは、良い習慣です。
花屋で買ったり、自宅のお庭に咲いている花を切り花にすることもあります。
でも、切花や鉢植えの観賞植物の中には、愛犬が中毒になるものもある。
ゆり科の花や葉、キク科のハルシオン、キキョウ科のトルコキキョウなど。
それらの植物に噛み付いたりしますね。
だから、ワンコの手が届く場所には、置かない方が賢明。
その他、りっぱな参考書もあるそうです。
山根義久監修、イヌ・ネコ家庭動物の医学大百科、ピエ・ブックス発行
出典:日本獣医学会 ペットが口にしてはいけない植物
これは、人間にとっても危険かもしれません(恐)。
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