こんにちは、シンジローです。
犬が食べるのは、毎日同じ食材しか入っていないドッグフードだけです。
これだけで、必須栄養素を満たさなければいけません。
同じドッグフードだけで、一生を過ごす犬もいます。
総合栄養食にする上で、合成ビタミン剤の添加物は必要です
フードに”総合栄養食”と記載されているのを見たことがあると思います。
主食用の市販ドッグフードは、総合栄養食と記載されているはず。
とは言え、そのフード、かろうじて栄養素を満たしているだけの低レベルだったら?
もし、愛犬が食べ続ければ、不足してしまう栄養素があるかもしれません。
現代の犬は、ビタミン・ミネラルと言った栄養素は、自分で摂取できません。
オオカミであった昔は、ビタミンAを、獲物の小動物の内蔵物から摂っていました。
でも、毎日獲物が摂れるものではない。
そこで、犬は体に入ってきたビタミンAを肝臓に蓄積し、
体の必要に応じて使うことで、少々の期間ビタミンAが摂れなくてもよかったんです。
ところが、現代はどうだろう?
ドッグフードに頼るしかなくなった。
だから、ドッグフードの添加物で、ビタミンAは必須なのです。
”100%無添加”では、愛犬に健康被害が出る?
”100%無添加”となると、必須栄養素すら添加されないフードもある可能性も。
このようなフードを与え続ければ、健康被害が出てもおかしくありません。
あなたが与えているフードが、無添加にすれば良いと思ってるフード会社のものだったら?
こんなフードでも、一時期食べたくらいじゃ全然問題はありません。
でも、とても恐ろしいですね。
どんな時に添加物が入れられるの?
例えば、フードの材料に、「大豆ミール」や「大豆タンパク」を使っているもの。
「大豆ミール」は、食品業界の産廃で、タダ同然の材料、犬には良くありません。
また、「大豆タンパク」は高価な肉の代替品です。
必須アミノ酸が不足しますので、添加されます。
肉が主食の犬にとって、植物性タンパク質は、吸収効率も悪いのです。
人間にとっての大豆=健康的なイメージを、うまく利用しているのですね。
例え肉がメインに使われているフードでも、酸化防止剤に亜硝酸ナトリウムなどの化学素材は、添加物以上にいけません。
ドッグフードのタイプで添加物を見分ける方法
①ソフトドライタイプ(半生タイプ)
防腐剤などの添加物が、たっぷり含まれていることが多いのが、これ。
②セミモイストタイプ
ソフトドライと同様で、添加物が心配です。
犬の行動で添加物を見分ける方法
愛犬が、食糞する場合は、フードの添加物を疑った方がいいです。
本来、人が食べられる素材で作ったフードを食べると、糞臭は人と同じくらい臭いです。
当たり前です。
犬には、汚い物と言う概念がありません。
犬の便の75-80%が水分,残りが消化されなかった繊維分や腸内細菌,腸粘膜が新陳代謝で剥がれ落ちたものといわれています。
ペットフードには,低残渣食(消化吸収がよく,食べかすが便に残らないので便量が少なくなるよう工夫されている)から高繊維食(たくさんの繊維分を含んでいる)があります。
消化されずに、便にそのまま出てくるフードの繊維分がある。
根拠:日本獣医学会 犬・猫の大便の成分について
消化されず、自分の便の中に残るフードの良い匂いが、犬の嗅覚を刺激するのです。
ドッグフードには、食いつきを良くさせる為に添加物を入れています。
だから、糞が臭い=悪いフードではありません。
添加物が心配でも手作りフードは栄養バランスが気になる
安いフードは添加物が心配です。
とはいえ、あんまり高いフードは続けるのが大変です。
そこで、節約のため手作りフードに変える人もいます。
しかし、手作り食にも大きな罠があります。
だから、手作りフードは、栄養バランスに注意することが大切。
でも、手作りの方が美味しいようで喜んで食べてくれるのは嬉しいですね!
おすすめは、手作り+市販フードの併用
手作りフードの良さは、納得できても、毎日作るのは大変ですね。
手作りフードは、歯石が付きやすいので、歯磨きをしてあげる必要もあります。
手抜き(?)するには、をおすすめします。
一つ目は、ワンワンバーグなどの工夫レシピです。
二つ目は、歯石が付きにくいドッグフードの併用です。
お肉をメインに、特売の時や半額の時にたくさん買って冷凍しておきます。
暇な時に、犬専用のレシピで作っておき、冷凍保存でOK。
野菜も、消化酵素が豊富な生の大根を少し与える。
ただ、辛味成分で刺激が強すぎない様に。
大根を細かく切り、お肉と一緒に水煮して、汁ごとあげるのも良いです。
しかし、それだけでは、必須栄養素を満たすのは無理です。
だから、市販フードも、一緒に食べさせる理由がここにあります。
管理人の感想
アレルギーの場合、穀物不使用(グレインフリー)のフードが原則。
その中でも、ワンちゃんに会うか、少しづつ少しづつ様子を見て、何ヶ月も試す必要があります。
添加物の場合は、無添加のフードをいくつか試してみるのは同じ。
でも、便の状態、食いつき、毛艶、体調をみるといっても、アレルギーの場合ほど長くは不要です。
もちろん、フードだけでなく、散歩には草が生えている川の土手などに、愛犬お連れていきましょう。
うんちもするし、一緒に遊んであげたりすると、元気いっぱいに喜びます。
苦労もありますが、「犬を飼う醍醐味」を感じられますよ。
以上、参考になれば幸いです。
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