こんにちは、シンジローです。

犬の結石は、シュウ酸カルシウム結石とストラバイト結石の2つが多いですね。
これらは、難治性の尿路感染を併発し、頻尿や血尿の原因になります。
だから、結石にならない・させないことが、一番いい。
これは、ドッグフードにも、大きく関係します。
結石になったら激痛を伴いますが、犬は痛みを我慢するので、
初期に発見できにくく注意しましょう。
シュウ酸カルシウム結晶結石は手術などの外科的治療しかないの?
大きな結石ができてしまったら、手術などの外科的治療しかありません。
①シュウ酸カルシウム結石ができる原因は何?
犬の体内のシュウ酸やカルシウムが、うまく排出されず溜まってしまってしまうことが原因です。
腎機能の低下などで、処理できてない可能性があります。
また、外的原因としては、フードの問題が大部分です。
ほうれん草や小松菜などの野菜類は、シュウ酸を多く含みます。
また、カルシウムを多く含んだフードを摂取すると、高カルシウム血症となります。

②シュウ酸カルシウム結石を予防する方法は?
シュウ酸カルシウム結石を予防する方法は、食事管理です。
きちんと食事管理しますが、再発しない様に自家製フードには控えた方がいい。

③シュウ酸カルシウム結石ができた時の対策は?
小さい結石なら、自力で排出することもあるけど、
排尿出来なくなったら、全身麻酔の手術です。
シュウ酸カルシウム結石の場合、薬物療法や食事療法などでは溶けません。
小さい結石なら、自力で排出することもあります。
でも、大きな結石ができてしまったら、手術などの外科的治療しかない。

排尿出来なくなったら、尿管の詰まりもありますが、尿毒症が怖い。
尿管を切開して石を取り除くという、全身麻酔で大変な手術となるそうです。
手術後も、エコーやレントゲンで結石の数や大きさを定期的に検査して経過観察します。
結石の手術は、約10万円です。
薬が1日500円なので、1ヶ月で1万5000円にもなります。
人間での処置としての超音波で粉砕させる破石処置は、
犬用にはまだ開発されてないようです。
人間用を使うために焦点が合わない(ピンポイントで狙えない)ことがあり、
他の臓器を傷つける可能性が高いから。
まして、犬専用に結石粉砕術(EHI)ができる病院は、限定的。

ストラバイト結晶結石は食事療法で
①犬がストラバイト結晶結石(リン酸アンモニウムマグネシウム)にかかりやすい原因
オシッコのpHが高いため、細菌感染や結石しやすくなります。
感染したブドウ球菌やプロテウス類の細菌が作り出す物質によって、
尿がアルカリ性になるためです。
トラバイト結晶は、加齢や免疫の低下などから2次的に感染症になることも多い。
感染症による場合、尿が生臭いですね。
尿路感染がみられない場合でも、尿がアルカリ性になり、
水分摂取量が少なく尿の濃縮が強くなるなどで、結石となることがあります。
フードに無機物とタンパク質が多く含まれる場合が、一つ目。
尿に多量のマグネシウムやアンモニウム、リン酸塩が存在する場合が、二つ目。
これらの状況が、重なって発症します。
冬などの寒くなる季節、犬がお水を飲みたがらなくなりますね。
当然、尿も少なく、回数も減ります。
そもそも、わんちゃんは、オシッコを12時間程度は普通に我慢できてしまう。
そうなると、尿が濃くなり、長く膀胱にとどまるため細菌感染しやすくなる。

②ストラバイト結晶結石を予防する方法は?
ストラバイト結晶結石を予防する方法は、pHを下げておくことです。
そのためには、水を飲ませる、尿を出させる、細菌感染させないなどです。
お水をしっかり飲ませましょう。
犬の一日で必要な水分量は、色々な計算方法があります。
体重5㎏の子で、最低でも250~400mlは必要で、しっかり尿を出すこと。
しかし、これだけの量の水だけを飲ませるのは、途方もない労力が必要です。
だから、肉汁としてあげるとか、ドッグフードフードにヒタヒタになるくらいの水かぬるま湯を足してあげてもいいですね。
色々工夫してみてください。
自宅で出来る事は、マメな水分摂取・いつでも排泄できる環境・適度な運動が、重要です。
室内トイレでしたらそのままで良いと思いますが、外派でしたらマメなお散歩も必要。

③ストラバイト結晶結石ができた時の対策は?
ストラバイト結晶結石ができた時の対策は、まずは、投薬で膀胱炎の治療が先です。
その次に、食事療法などでpHを強制的に下げて酸性化し、結石を溶かします。
ストラバイト結石は、pHを下げると溶けます。
食事療法は、療法食をすすめられます。
療法食は、手作り食とは異なり、治療効果が証明されているものです。
療法食は尿を酸性にする他、カルシウムとリン、マグネシウムの量を制限してあり、塩分が多く含まれています。
塩分によって、飲水量が増加することで薄い尿が多くなり、結石を溶かしやすくする仕組み。
食欲がなく療法食を食べない子や大きな結石の子は、手術で除去する場合もある。
食べない子には、お湯で蒸かしたり、肉のスープを混ぜたりして食べさせます。
値段の高い食事療法用のドッグフードを、しつこく勧める獣医もいます。
療法食としては、ロイヤルカナンかヒルズが一般的ですが、下痢になる子もいる。
オヤツは、病院に尿石専用のオヤツがヒルズなどから出てます。
買う飼い主さんもいますが、1年は我慢して下さい。
療法食以外の食材や間食は禁忌です。
徹底した食事管理が重要になります。
それに、効果がでるまで、まず3カ月以上かかります。
それに、療法食で尿を酸性化することによって、シュウ酸カルシウム結石が形成されるケースも多々ある。

療法食も大切ですが、とにかく通常食でも水を飲ませて結晶を外に出すようにします。
水に少量犬用シロップやミルクを入れて味をつけるといい。
人間でも、結石が出来やすい体質でも、一生病院食は食べません。
正直、高いので負担が大きいんです。
負担が大きいと感じる場合は、金銭的に問題なのを、先生に伝えて下さい。
きちんと考えてくれます。
感染症の治療が終わっても、維持療法食を継続して与えることを勧める先生もいます。
でも、様子を見ながら元の食事(もしくは、維持食)に戻すのが一般的です。

与える水分によっては結石の心配があるけどどうしよう?
与える水分によっては結石の心配があるので、しっかり水を飲ませて、こまめに排泄させましょう。
でも、与える水には、注意してください。
①硬水はダメで、軟水が良いのは何故ですか?
硬水は、カルシウム・マグネシウム等が多いので、飲み続けると結石の心配が有るため。
水道水と日本原産のミネラルウォーターは、軟水なので、日本の水が良いと言う事です。
ペットボトルの水を、愛犬に与える姿を見かけますが、エビアンは硬水なので、避けてね。
結論としては、水道水のほうが犬には良いんです。

②水素水もダメですか?
水素水を犬に飲ませると、結石になる可能性もあるためダメです。
最近は、水素水サーバーを付ける家もあります。
でも、犬には人間と違って、水素水内の消化できないものが溜まり結石になる可能性もあるそうです。
わざわざ飲ませるのは、避けましょう。
大切な、大切な、大切な愛犬のためです。
お大事になさって下さいね。
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ストルバイト結石症およびシュウ酸カルシウム結石症の犬向け療法食。
そして、
慢性腎臓病の犬に給与する目的で特別に調製された食事療法食。
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