こんにちは、シンジローです。
最近、ネットで「ペットが10万ドルでよみがえる」の記事を読みました。
すごくショックです。
クローン犬を、実際に経験したことはありません。

「ペットが10万ドルでよみがえる」クローン犬は韓国でも
出典:朝日新聞GLOBE 2018.07.01 https://globe.asahi.com/article/11651419
ここでは、概要だけ紹介します。
実は、クローンビジネスというのは、すでに、韓国、アメリカでは始まっている。
ビジネスではないが、中国でも成功しているとの、驚く内容でした。
今回の記事自体は、韓国の「スアム生命工学研究院」で、実際に生まれる現場を取材したもの。
ここには、世界中から、「死んだ愛犬を復活させてほしい」という依頼が来ているという。
ここの黄禹錫(ファン・ウソク)教授は、過去に問題を起こしたことでも有名。
価格は、1匹10万ドル(約1100万円)。
これを、高いと思わないのは、注文がセレブばかりからなのだろう。
犬の皮膚など組織さえあれば、クローン犬が生まれる。

クローン犬の作り方の歴史
現在までに、900匹以上のクローン犬が韓国で生み出されたそうです。

①犬の毛からクローンを作ることは難しい
一言で言うと、クローンとは同じ遺伝子型をもつ生物の集団もしくは個体。
本来の意味は、挿し木です。
植物では、その一部から同じ植物から作れます。
現在の技術では、動物では、DNAを含む細胞核を、未受精卵に移植する「核移植」によって作られています。
出典;wiki クローン
クローンを作製することを、クローニング(英: cloning)と言います。
出典;wiki クローニング
つまり、死んだ犬の毛などからクローンを作るのは、現在は難しい。
少なくとも、細胞が必要なのです。
②クローン動物の歴史
1996年に英国でクローン羊「ドリー」が生まれた時のショックを覚えています。
クローン技術は、まだ20年くらいしかないのです。
ドリー以降、牛や猫、ウマ、ヤギ、ウサギ、ブタ、ラット、ラクダ、サルなど多くの哺乳動物のクローンが作成された。
最初の哺乳類クローン羊、ドリーは短命でした。
最初、大人の細胞からクローンを作ったので、生まれた時点で既に加齢していると考えられていました。
その後、「クローンであることと寿命が短いことの間には関係性がない」という研究結果が。
2016年に、ノッティンガム大学の発生生物学者であるケビン・シンクレア氏から公表されています。
③死んだ愛犬を再生させる韓国のクローン犬ビジネス
2005年に、当時ソウル大学教授だった、黄禹錫よってクローン犬が、初めて作られた。
名前は、スナッピー。
この黄教授は、『ヒト胚性幹細胞捏造事件』で、論文の捏造、研究費等横領、生命倫理法違反の罪に問われ、
懲役刑を受け職を追われている。
しかし、クローン犬については成功していたことが立証されたので、「スアム生命工学研究院」でのビジネスに至っている。
現在では、優秀な軍用犬や警察犬のクローン依頼も多いと、記事にあった。
仁川国際空港では、実際に研究院で生まれたクローン犬が薬物探知をしているという。
もちろん、記憶や経験まではコピーされない。
2017年、中国では、世界初の遺伝子組み換えクローン犬「竜竜」が作られている。
倫理上の問題でクローン犬に反対する声も
『死んだペットをクローンとして生き返らせる』といったビジネスには、批判も絶えない。
当然、動物愛護団体の反対が強い。
ペットのクローンに関しては、法規制や国際的なコンセンサスがほとんどない。

一つの卵子でクローンを作れる成功率は、たったの35%。
つまり、死産だったり、生まれてすぐに死んでしまうケースが多い。
成功率を100%にするためには、複数の卵子を使って、一度に同じクローン犬を数匹作る。

ペットロスをクローンで救うだけではだめと言う愛犬家の意見
クローン犬として生まれた子は、毛質だけでなく模様までよく似ています。
しかし、性格は生活環境や躾けなどに左右されるので、全く同じという訳ではない。
それにもかかわらず、姿や形が同じ犬であればいいと、飼い主は大金を出す。

犬の命は、人よりも短い。
犬の一生で、どれだけ充実した生活を一緒に送るかが大切だと思う。
クローン犬は、命に対する侮蔑だと思います。
思い出や死んでしまったコにしかわからない飼い主に対する感情が、見過ごされている。
死んでしまったあのコ達を軽視してるようで、もの凄い違和感。
怒りの涙さえ。
「中身」はきっと、全く違う。

そして、

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