2018年7月
という驚くニュースが発表されました。
出典;アメリカの政府機関FDA(アメリカ食品医薬品局)
具体的には、
「エンドウ豆、レンズ豆、他のマメ科の種子、またはジャガイモを主成分とする特定のペットフードを食べる犬における拡張型心筋症(DCM)の報告」
の中で、ペット所有者および獣医師に警告しています。
1.なぜグレインフリーフードが心臓疾患の原因となるのか?
現状グレインフリーの多くが、穀類の代わりにイモ類・豆類を多く使用していることが原因です!
ただし、
これらの成分が、どのようにDCMの症例と関連しているかはまだわかっていません。
グレインフリーのドッグフードは、炭水化物の量が多くなっています。
炭水化物が多いということは糖分になる成分が多いということ。
少なくとも、

2.なぜグレインフリーの多くが炭水化物を多く含むのか?
コストダウンのためや、フードを作る工程を簡単ににするためです。
そのため、ポテト・豆類を大量に使用するフードもあります。
犬は、炭水化物の消化が苦手な構造になっています。
名前だけのグレインフリーを謳っているフードは、
この事を、本当に理解していません。
3.犬にとって本当に大切なのは【低炭水化物】であること!
私たち飼い主が、名前だけのグレインフリーのような、
危険なフードを避けるために2つポイントがあります。
①炭水化物の量%をチェックすること
炭水化物の量は成分表には載っていません。
面倒ですが、計算をすることで大まかな量を知ることが出来ます。
これで大まかな炭水化物の量を知ることが出来ます。
②成分表の原材料をチェックすること
フードの成分表は、量が多いものから順に記載されています。
だから、

現在、日本でもグレインフリーフードが多く販売されています。
犬の身体のことを考えて、
「グレインフリーであれば良いフード!」
と考えている飼い主さんは多いと思いますが、注意することもあるという訳です。
グレインフリーならば、どんなフードでも良いという認識を捨て、
低炭水化物のフードを選ぶようにしてあげることが大切です。
まとめ
FDA(アメリカ食品医薬品局)の拡張型心筋症(DCM)に関する報告一部抜粋
心臓とその腔が拡張すると、心臓がポンピングするのが難しくなり、心臓弁が漏れる可能性があり、胸部や腹部に体液がたまります。
DCMはしばしばうっ血性心不全を引き起こします。
早期に捕獲された場合、適切な獣医治療および食事療法によって遺伝学と関連していない場合、心機能は改善する可能性があります。
DCMの根本的な原因は真に知られていませんが、遺伝的要素を持っていると考えられています。
DCMの影響を受けやすい犬種には、グレートデインズ、ボクサー、ニューファンドランド、アイリッシュウルフハウンド、セントバーナード、ドーベルマンピンシャーなどの大型および巨大犬が含まれます。
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