犬好きが多いドイツではペットショップから犬を購入する事はほとんどありません。
『ティアハイム』という保護施設から、犬を迎える家庭が殆どです。
1.ドイツなどのペット先進国で犬はどうやって買うの?
犬が欲しい場合は、買うのではなく『ティアハイム』から譲渡してもらいます。
譲渡といっても、無料ではなく医療費の支払い義務はあります。
ティアハイムに直接出向いて、施設職員との面談が必要です。
家族構成や生活スタイル全般に関して、質問されます。
そこで、犬と飼い主の相性を見るのですね。
ここでパスしなければ、譲ってもらえません(-_-)
ここらへんの事情は、AREA 2009年9.7号で、
動物愛護評論家である太田匡彦さんが『犬を殺さないドイツの常識』とい記事で、殺処分について紹介していました。
2.ティアハイム以外では犬を入手できない犬事情
最近では、ブリーダーやペットショップから、犬を入手することもできます。
しかし、
ブリーダーが買い手に一定の基準を設けている事が多く、断られる事もあるそうです。
ペットショップも、ドイツのペットショップは、世界最大らしい。
ドイツでは、犬の販売を禁止しているわけではなく、
規制が厳しいだけ。
最近は、ペットショップで入手する人も多く、
ティアハイムには寄付金があるにもかかわらず、
経営に行き詰まり、倒産もある状況だとか。
3.ドイツではペットショップでの販売には規制はないの?
ペットショップにおける動物保護のための自主規制があります。
この動物取扱業団体による規制は、かなり細かな規制条件があります。
さすが、動物愛護に熱心な国ですね。
4.ドイツでは犬の飼育の法律はないの?
動物保護法があり、細かな飼育の法律が存在します。
最初に、動物愛護法が制定されたのは1933年でしから、昭和8年と早い。
「ライヒ動物保護法」です。
・風向きや日当たり
・夜間、日曜、祭日は静粛原種
・散歩や遊びのための運動時間
・犬は10分以上吠えてはいけない
・リードの長さ
など、細かく規定がされています。
犬は人間のコンパニオンアニマルなのです。
5.ドイツでは犬税があるってホント?
犬税があり、税金を納めます。
州法に基づいて市町村によって額は違う。
5000円~10000円程度。
1990年に、民法での物件扱いを改正され、
「動物は物ではない」とする規定が挿入されました。
だから、
地下鉄や電車は、子供と同じ料金で乗れます。
6.ドイツでは犬のしつけはノーリードでいいの?
ドイツだけではなく、ヨーロッパ全体では、
躾が出来ている犬ならば、ノーリードOKという場所もありますが、
基本的に犬のノーリードは容認されていません。
具体的には、
・郵便局、文房具、花屋は一緒に入ってもよい
・パン屋、肉屋、スーパーのペット禁止の建物は入れない
・レストランなどは入店禁止
ただし、
犬が入れない設備には、入り口に犬のリードが還られるような設備があります。
アメリカでは、ノーリード禁止の公園で散歩するだけで、
300ドルの罰金らしいですが、ドイツではどうでしょう?
7.ドイツでは犬の学校に行くのは全犬種?
ヨーロッパは訓練士制度やトレーナーが充実していて、
ここに行かない飼い主はいません。
「ドイツの犬はなぜ幸せか」の本によれば、
犬の学校には、初級、中級、上級がある。
・試験はドイツ愛犬協会の試験官が実施する
・初級は、服従訓練 座れ、伏せ、来い、つけ
8.ドイツには国が犬糞放置を禁じる法令はあるの?
ドイツでは、犬の落し物に対する厳しい罰則があります。
ミュンヘンでは、1000ユーロの罰金を科されます。
ドイツだけでなく、イギリスでも罰則は強化されていますね。
日本でも、最近は罰金があって、そのあたりは同じですね。
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