ドッグフードの安全性

合成添加物「無添加」のドッグフードがランキング上位にいる裏の理由

こんにちは、シンジローです。

食品添加物というと、どうしても悪いイメージです。

シンジロー
シンジロー
人間用の食材でも問題となることが多いのに、犬用の食材では問題にされないことが不思議なくらいです。

 

1.食品の添加物の本当の目的

ご主人に忠実な柴犬

食品に関する危険は、「細菌、カビ、ウィルスなどの微生物」「保存または調理により発生する毒」が高いですね。

これら命に関する危険から防ぐために使用されるのが「食品添加物」です。

ペットを感染症や食中毒による疾患から守るためにも重要な役割を果たしています。

しかし、犬用と人間用では差があり、そこが問題です。

例えば人間用の肉ならば、食品衛生法、飼料安全法、と畜場法等の厳しい法律で定められた検査を合格したものでなければ流通しません。

でも、犬用ならば、人間用の食品には普通に禁止されてる合成添加物などが平気で使用されているのが現状。

犬用より人間用のお肉の方が、はるかに安全ですね。

シンジロー
シンジロー
使用する量も、人間用は使用量が規制されてますが、犬用はほとんど規制されてません。

 

2.でも合成添加物「無添加」フードでも保存可能とは?

遠くを見つめるジャック

合成添加物「無添加」なドッグフードであることが、最近の傾向です。

添加物の中でも、痛みを防ぎ腐りにくくするのが、保存料。

でも、先ほど書いた食品に関する危険は、無添加であれば防げないはず。

実は、「無添加」でも、天然由来と同じものを科学的に合成したものや、天然由来のものを化学的に処理したものは、含まれてよいのです。

天然由来ですから、保存力はそれほど強くはありません。

シンジロー
シンジロー
気をつけさえすれば、合成添加物「無添加」フードでも保存可能なのです。

 

3.食品の酸化による害を防ぐために必要な添加物が酸化防止剤

かわいいジャック

どんなに良いフードでも、時間がたつと体に有害な過酸化物質へと変化します。

ドッグフードは、魚に限らず、動物性の脂肪も多いため、健康被害が出ることの無いように酸化防止剤が必要。

酸化防止剤のおかげで、ドッグフードも流通できて、私たちが安心して購入できるのです。

酸化防止剤の中でもドッグフードの場合は、毒性が話題になるBHAやBHT、エトキシキンなどの合成酸化防止剤が問題です。

BHAは、ドッグフードの油脂の酸化防止剤として使われています。

ご存知のように、BHAは、ラットによる実験で前胃という部位に発ガン性が認められ、人間用の食品には使用できません。

ただし、犬には発ガン性が、現在のところ確認されておらず、ロイヤルカナンなどに使用されています。

人間用としては、マーガリンや食用油脂などの酸化防止のために使用されていました。

もっとさかのぼれば、ガソリン燃料の酸化防止のために合成されたものです。

シンジロー
シンジロー
私ならば、自分の愛犬が食べるフードのは入れて欲しくない酸化防止剤ですね。

 

4.現在は天然型と呼ばれる酸化防止剤が主流

酸化防止剤でも、天然型と呼ばれるトコフェロール、アスコルビン酸が、多く使用されています。

天然型といっても、人工的に作られているものがほとんど。

さらに、トコフェロールはビタミンEのことですが、過剰に摂取すると下痢や便秘などの副作用の可能性もあります。

酸化防止効果も、せいぜい1ヶ月といわれ早めにフードを使い切ることが大切。

一方、アスコルビン酸はビタミンCのことで、こちらも副作用として結石の成分であるシュウ酸カリウムが生成される可能性があります。

天然型といっても、効果も短く、湿度の高い日本では、プレミアムフードと言えども、保管には気をつけて欲しいところです。

 
【関連記事】
▼ドッグフードの安全性まとめはこちら

\この記事はどうでしたか?/

-ドッグフードの安全性